
福岡市が地方最強の都市になった理由
木下 斉
PHP研究所 / 2018-02-16
この本について
地方の仕事に関わっていると、「頑張っているはずなのに、街全体が前に進んでいる感じがしない…」みたいなモヤモヤにぶつかる瞬間があると思います。人口減少だ、予算がないだ、と言われ続ける中で、何を優先すべきなのか自分でも分からなくなるあの感じです。僕も同じで、目の前の施策が本当に意味があるのか、自信が持てないまま走ってしまうことがよくあります。 この本が面白いのは、「常識だから」「みんなが言うから」という前提を一度疑わせてくれるところです。行政に人材を集めるんじゃなくて、地元の民間が稼げる構造をどう作るか。流行りの事例を真似するんじゃなくて、自分たちの判断と資金で小さくても利益の出る仕組みを積み上げること。その視点に触れると、今まで“正しい”と思っていた判断基準がけっこうズレていたのかもしれないと気づかされます。特に、「やれること」ではなく「やるべきこと」と向き合う姿勢は、自分の仕事にも刺さりました。 さらに、福岡が強くなった背景を読み解くと、都市づくりって結局、人と企業の生産性をどう高めるかに尽きるのだと実感します。優秀な人材を民間に集めること、撤退を恐れないこと、競争と協調を上手く使い分けること。どれも華やかな話ではなく、地に足のついた運営の積み重ねです。だからこそ再現性があり、自分の地域や仕事に置き換えやすいんですよね。 「人口が減るから仕方ない」で片付けたくない人、もしくは地域の未来に対してどこか引っかかりを抱えている人には、かなり刺さる内容だと思います。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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