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みかづき (集英社文庫)

みかづき (集英社文庫)

森絵都

集英社 / 2018-11-25

累計読者数9
平均ハイライト数 1.8件/人
推定読了時間 約7時間30分
star総合評価 44/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%

この本について

子どものことを思えば思うほど、つい先回りして口を出しすぎたり、「正しいはずのやり方」に当てはめようとしてしまうことってありませんか。相手のためのつもりなのに、あとで思い返してモヤっとするあの感じ、僕もよくやらかします。 『みかづき』を読むと、そのモヤモヤの奥にある「コントロールしたい気持ち」と、そこから少し距離を取る視点を静かに渡されます。子どもを導くつもりが、自分の安心のために動いていた場面に気づかされたり、「じっと待つ」という、一番難しくて一番効果のある態度を思い出させてくれたりする。欠けたままの三日月の比喩も、自分の未熟さをごまかさずに関わることの大事さを、押しつけじゃなく示してくれます。 教育の物語ではあるけれど、誰かを育てているつもりで自分も育てられている人間関係そのものの話でもあります。親でも先生でも、部下や後輩と向き合う人でも、「つい正しさで押し切ってしまう自分」に心当たりがある人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「私、学校教育が太陽だとしたら、塾は月のような存在になると思うんです」 昭和36年。人生を教えることに捧げた、塾教師たちの物語が始まる。胸を打つ確かな感動。著者渾身の大長編。小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に、塾も順調に成長してゆくが、予期せぬ波瀾がふたりを襲い――。 阿川佐和子氏「唸る。目を閉じる。そういえば、あの時代の日本人は、本当に一途だった」 北上次郎氏「圧倒された。この小説にはすべてがある」(「青春と読書」2016年9月号より) 中江有里氏「月の光に浮かび上がる理想と現実。真の教育を巡る人間模様に魅せられた」 驚嘆&絶賛の声、続々! 昭和~平成の塾業界を舞台に、三世代にわたって奮闘を続ける家族の感動巨編。
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