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「学校」をつくり直す (河出新書)

「学校」をつくり直す (河出新書)

苫野一徳

河出書房新社 / 2019-03-20

累計読者数7
平均ハイライト数 19.1件/人
推定読了時間 約2時間42分
star総合評価 61/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 37%

この本について

学校の話題って、自分が親でも先生でもなくても、どこか胸がざわつきません。子どもが「これテストに出るんですか?」と聞くあの感じ。やらされる勉強が当たり前になっていて、本来の「知りたい」気持ちがどこに行ったのか分からなくなる。自分自身もそうだったな、とつい重ねてしまいます。 この本は、そういう違和感を丁寧に言語化してくれます。特に刺さるのは、先生の役割を「共同探究者」として描いているところ。子どもが小さな問いをぽつぽつ発したとき、その芽をどう拾うかで学びの深さが変わる、という話は、教育に限らず、人の成長を支える場面すべてに通じます。また、「自由に生きられる力」を育てる、という視点も大きな転換点でした。自由とは好き勝手ではなく、互いの自由を尊重しながら動けること。その感度を育てるのが教育の役割だと言われると、たしかに、と腑に落ちます。 そして何より響いたのは、「形」に合わせられない子どもを“問題”と見るのではなく、プロセス側のほうが不自然なのでは、という指摘です。これは学校だけの話ではなく、会社や家庭でも起きていることですよね。誰かを矯正する前に、そこで使われている仕組み自体を見直す視点をくれます。 「みんな同じペースで」を前提にしない学び方に興味がある人、あるいは教育を“自分ごと”として考え始めたい人に、とても静かに効いてくる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「みんなで同じことを、同じペースで、同じようなやり方で」……何かおかしいと思われながら、長らくそのままの教育システムをひっくり返し、学校への絶望を希望へと変える方法を提言する。
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