
恋愛の科学 出会いと別れをめぐる心理学
越智啓太
実務教育出版 / 2015-07-14
この本について
恋のことで悩んでいるときって、何をどう判断すればいいのか自分でもよく分からなくなることがあります。告白のタイミングも、失恋の受け止め方も、「こうしたほうがいい」は世の中にあふれているのに、実際の自分の気持ちとはズレてしまう瞬間が多い。僕も同じで、そのズレに振り回されてきました。 この本がおもしろいのは、そういう“感覚的に分からない部分”を心理学のデータで静かに照らしてくれるところです。たとえば、失恋してつらいときほど、距離を置く選択が回復を早める可能性があること。逆に、どうしても別れたくないときには、感情的な駆け引きではなく、率直に「懇願する」という行動がもっとも効果的かもしれないという話もあります。また、告白については、決意を固めて挑むより、二人の空気が自然に整った瞬間にふっと言葉が出たほうが、成功率が高いというデータが印象的でした。自分の感覚が弱いとか、読み違えてるとかではなく、人間の心理そのものがそういう動きをするだけなんだと分かると、少し肩の力が抜けます。 さらに、「愛されたい」より「愛したい」気持ちが強いほうが精神的に安定するという研究は、恋の悩みを抱えている人ほど静かに響くと思います。恋愛を“獲得ゲーム”にしてしまうほど苦しくなるのは、自分も例外ではありませんでした。 恋の迷いにデータという別の光を当てたい人、自分の感情のクセを知りたい人には特に刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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