
サイバーエージェント 突き抜けたリーダーが育つしくみ
上阪徹
日本能率協会マネジメントセンター / 2020-02-07
この本について
経営のことを考えれば考えるほど、「結局どこまで自分で決めて、どこから組織に任せるべきなのか」がわからなくなる瞬間ってありませんか。数字を追うだけじゃ足りない気がするし、かといって壮大なビジョンだけ語っても前に進まない。僕もその感覚をずっと引きずっていたのですが、この本を読んで少し視界がクリアになったところがあります。 印象的だったのは、経営者の仕事を「130%ではなく180%や200%に飛躍させるために、何を考え切るか」としていた点です。努力の延長線ではなく、事業を別の段階まで引き上げる視点。そのために仕組みや組織をどう組むかを徹底して考える姿勢は、自分の仕事にもそのまま引き寄せられます。また、サイバーエージェントの子会社制度のように、自由度は高いけれど撤退ルールは容赦ない、という環境のリアルも響きました。裁量を渡すからこそ、どこで線を引くのか。ここはチーム運営でも大きな示唆があります。 もうひとつ刺さったのは、「風土は事例を増やすことでしか作れない」という考えです。制度やスローガンで変わるものではなく、具体的な行動が積み重なって初めて空気が変わる。自分の職場にも思い当たるところが多く、妙に腑に落ちました。 組織の成長にモヤモヤしている人、経営者やリーダーの“実感に近い話”が知りたい人には、かなり刺さる一冊だと思います。宣伝というより、こういう現場の温度感を知っておくだけでも、次の一手が少し決めやすくなる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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