
組織が変わる――行き詰まりから一歩抜け出す対話の方法2 on 2
宇田川 元一
ダイヤモンド社 / 2021-04-20
この本について
職場で「なんかおかしい気がするけど、どこから手をつけていいかわからない」という状態、けっこうありますよね。放置すると悪化するのは分かっているのに、忙しさに流されて後回し。気づいたら、同じ問題が何度も繰り返されていて、自分もその一部になってしまっている感覚。僕自身、このモヤモヤを長く抱えていました。 この本が効いたのは、「組織の慢性疾患」という視点をくれたことでした。治ることを前提に原因を探すのではなく、長くつき合いながら少しずつ動かしていくものとして捉え直す。その切り替えだけで、責任の押し付け合いから離れ、自分が何を観察できていないのかに意識が向くようになりました。また、「なぜ?」ではなく「いつ頃から?」「どんなふうに?」と問いを変えることで、相手のナラティヴに入っていく感覚がつかめたのも大きかったです。単に対話しようと言われても何をすればいいか分からなかったのですが、著者が示すステップは地に足がついていて、明日からでも試せる現実味がありました。 組織の閉塞感に悩んでいるけれど、強引な改革論にはピンとこない人にとって、この本はちょうどいい距離感だと思います。小さな違和感を丁寧に扱うことが、結果として大きな行き詰まりをほぐしていく。そのプロセスを一緒に歩いているような手触りのある一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
日本型組織の病を考える (角川新書)
村木 厚子

だから僕たちは、組織を変えていける ――やる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた【ビジネス書グランプリ2023「マネジメント部門賞」受賞!】
斉藤徹

学習する組織~現場に変化のタネをまく~ (光文社新書)
高間 邦男

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
市谷 聡啓 and 新井 剛

両利きの組織をつくる――大企業病を打破する「攻めと守りの経営」
加藤雅則, チャールズ・A・オライリー, and ウリケ・シェーデ
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要