
頭の“よはく”のつくり方 本当に大切なことに集中するための
鈴木進介
日本実業出版社 / 2022-04-01
この本について
気づくと、やることがどんどん増えて息が詰まるような日ってありませんか。努力しているはずなのに成果につながらない気がしたり、他人と比べて焦ったり、余裕のない自分にさらに落ち込んだり。僕自身も、頭の中が散らかっているだけで判断が鈍ったり、無駄に疲れてしまうことがよくあります。 この本がくれたのは、「増やすより、まず減らす」という当たり前のようで忘れがちな視点でした。やるべきことを増やすより、「やらないこと」を見える形にしてしまう。書き出して、手放す。すると、余裕が生まれて、本当に大事なことが浮かび上がってくる。そんな地に足のついた方法が丁寧に紹介されています。また、感情ではなく事実に目を向ける「ヒトではなくコトを見る」姿勢や、他人ではなく自分の過去と比べる癖づけも、日常の小さなモヤモヤを静かにほどいてくれます。 さらに印象的だったのは、「小さく始める」ことを徹底的に肯定してくれるところ。完璧主義で固まりがちな頭をほぐして、まずは5分だけ書く、まずは1つだけ決める、そんな始め方でいいんだと思わせてくれました。自動化できるルーチンをつくるという考えも、余計な迷いを減らすうえでかなり現実的です。 仕事も日常も、「余裕があればもっとよくできるのに」と感じている人にはかなり刺さる本だと思います。僕自身、読んだあとにタスクの棚卸しやノートへの書き出しを始めたら、頭の中のざわつきが少し落ち着きました。無理に変わろうとしなくても、余白をつくるだけで前に進めることがあるんだと実感させてくれる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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