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経営戦略としての人的資本開示

経営戦略としての人的資本開示

一般社団法人HRテクノロジーコンソーシアム

日本能率協会マネジメントセンター / 2022-05-27

累計読者数10
平均ハイライト数 64.9件/人
推定読了時間 約3時間40分
star総合評価 71/100
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この本について

人事や組織に関わっていると、「人的資本って結局どう扱えばいいんだろう?」みたいなモヤッとした感覚がずっと残りませんか。海外では進んでいるらしいし、開示が義務化されつつあるのも知っている。でも、自分の会社の状況にそのまま当てはめていいのか、どこから手をつけるべきかが見えにくいまま時間だけが過ぎていく。僕自身、このあたりでずっと足踏みしていました。 この本が助かったのは、人的資本の話を“雰囲気”ではなく、実際に企業が直面している現実に置き直してくれるところです。例えば、アメリカの「見えざる資産」の話はよく聞くものの、それがそのまま日本企業に当てはまらない理由をきちんと示してくれる。男女間賃金格差の扱いも、制度として何が求められ、現場ではどんな対応になるのかまで書かれていて、単なる理想論に終わらない。さらに、サーベイの使い方も「スコアを眺めるだけの時代は終わった」とした上で、行動につながる仕組みをどう組むのかという、実務で一番悩む部分に踏み込んでくれます。 読みながら「開示って面倒な義務」ではなく、「組織の健康診断をどう設計するか」に視点が変わりました。開示をやっつけ仕事にせず、投資家や働き手に向けてどこを磨くべきかを探りながら、経営の質を上げていく。そのプロセスがようやく具体的にイメージできるようになった感覚があります。 人的資本の議論を“聞いたことはあるけど腹落ちしていない”という人ほど刺さると思います。僕と同じように、現場と経営のあいだで迷っている人にちょうどいい一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

今日の株式市場において、ESG要素を重視する世界中の投資家は、企業価値創造の源泉である「人的資本」への開示圧力を強めています。そこで、本書では、ESG投資家が情報開示を切望する「人的資本」が国内外の政治経済の動向にどのような影響を与えているかを概観し、この動きが日本企業にとっても不可避な潮流であることを解説します。 人的資本経営におけるリーダーシップ、エンゲージメント、タレントマネジメント等の国内外の取組み事例を引用し、体系的にわかりやすく理解できるガイドブックです。 【目次】 序 章 人的資本の開示と企業価値の向上 第1章 資本主義の大転換―人的資本が企業価値の源泉になる 第2章 人的資本開示の世界的潮流―欧州、米国、そして日本 第3章 人的資本経営の実現とHRテクノロジーの活用 第4章 会計学からのアプローチー無形資産の価値をどう捉えるか 第5章 人的資本開示分析の方法論 第6章 企業価値向上のための3つの提言 事例編 ドイツ銀行/バンク・オブ・アメリカ/スターバックスコーヒー/日立製作所/楽天グループ
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