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ネット右翼になった父 (講談社現代新書)

ネット右翼になった父 (講談社現代新書)

鈴木大介

講談社 / 2023-01-19

累計読者数12
平均ハイライト数 12.9件/人
推定読了時間 約2時間38分
star総合評価 56/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 38%

この本について

親がいつの間にか極端な言動をするようになっていて、どう向き合えばいいのかわからない。そんなモヤモヤを抱えたまま実家に帰ると、気まずさと諦めのどちらに寄せればいいのか揺れることがあります。自分の中にある怒りや罪悪感まで混ざってくると、なおさらややこしいんですよね。 『ネット右翼になった父』は、その混乱を「整理するための視点」をくれる本でした。著者自身が父の言動を検証しながら、右傾化の背景にあった世代感覚や弱さ、家族関係のクセを丁寧に拾っていきます。ネット上の声が実際より大きく見えてしまう構造の話や、特定の価値観に“定食メニュー”的に収斂してしまう心理の話もあり、身近な人の変化をどう受け止めるかのヒントになる場面が多かったです。読んでいて「父が怒っていた対象より、そこに至る文脈のほうがずっと説明力がある」と腑に落ちる感覚がありました。 この本は、誰かを断罪するための材料ではなく、自分が抱えてきた違和感に名前をつけるための材料になります。特に「親とフラットに話せない」「価値観の断絶をどう扱えばいいかわからない」という人には静かに刺さると思います。自分の中の感情の位置づけが少しだけ動く、そんな読後感の一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ヘイトスラングを口にする父 テレビの報道番組に毒づき続ける父 右傾したYouTubeチャンネルを垂れ流す父 老いて右傾化した父と、子どもたちの分断 「現代の家族病」に融和の道はあるか? ルポライターの長男が挑んだ、家族再生の道程! <本書の内容> 社会的弱者に自己責任論をかざし、 嫌韓嫌中ワードを使うようになった父。 息子は言葉を失い、心を閉ざしてしまう。 父はいつから、なぜ、ネット右翼になってしまったのか? 父は本当にネット右翼だったのか? そもそもネトウヨの定義とは何か? 保守とは何か? 対話の回復を拒んだまま、 末期がんの父を看取ってしまった息子は、苦悩し、煩悶する。 父と家族の間にできた分断は不可避だったのか? 解消は不可能なのか? コミュニケーション不全に陥った親子に贈る、 失望と落胆、のち愛と希望の家族論!
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