
静かに生きて考える Thinking in Calm Life
森博嗣
ベストセラーズ / 2025-08-18
累計読者数10
平均ハイライト数 24.6件/人
推定読了時間 約3時間56分
star総合評価 71/100
trending_up後半加速型
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この本について
最近、どうしても「ちゃんと生きなきゃ」に引っぱられる瞬間が多いなと思います。うまくやりたいのに空回りしていたり、周りと比べて焦ったり、自分の人生に大きな意味を見いださなきゃいけないような気がしたり。そんなときに森博嗣さんの『静かに生きて考える』を読むと、力がすっと抜けるんですよね。 森さんは、「自分なんて取るに足らない」という前提を淡々と受け入れます。でもそれが自己否定ではなく、むしろそこからようやく自分の可能性が見え始める、と話すんです。「生きるのが趣味」という言い方も印象的で、生き方に崇高な理由を求めなくてもいい、と思わせてくれる。そして、自由を感じられないときはたいてい他者に期待しすぎているだけで、少し認識をずらせば不満は減る、という指摘が妙に現実的で刺さりました。 また、ものづくりに伴う失望感や、完成より思考している時間そのものが楽しいという感覚も、日々「成果」を急かされがちな自分には救いになります。行列に並ぶ時間の浪費や、時間を買うことへの迷いなど、生活レベルの話が多いのも嬉しいところで、読んだあとに小さな行動が自然と変わります。 「一気に人生を変えようとするより、まず肩の力を抜きたい人」に静かに効いてくる本です。
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出版社による紹介
世の中は騒々しく、人々が浮き足立つ時代になってきた。そんなやかましい時代を、静かに豊かに生きるにはどうすればいいのか? 人生を幸せに生きるとはどういうことか? 作家森博嗣が自身の日常を観察し、思考した極上のエッセィ。「書くこと・作ること・生きること」の本質を綴り、不可解な時代を生き抜くための智恵を指南する。 〈無駄だ、贅沢だ、というのなら、生きていること自体が無駄で贅沢な状況といえるだろう。人間は何故生きているのか、と問われれば、僕は「生きるのが趣味です」と答えるのが適切だと考えている。趣味は無駄で贅沢なものなのだから、辻褄が合っている。〉(第5回「五月が一番夏らしい季節」より)。 他者と競わず戦わず、孤独と自由を楽しむ生き方のヒントに満ちた書です。 2024年1月発売のエッセイ、文庫新版で登場です。
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