
経営戦略の論理(第5版) (日経文庫)
伊丹敬之
日経BP / 2025-10-17
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推定読了時間 約4時間13分
star総合評価 60/100
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この本について
仕事でも自分のキャリアでも、まず「現状をちゃんと見よう」と言われがちですよね。でも、いざ腰を据えて分析を始めると、できない理由ばかりが積み上がって、気づけば最初に思っていたはずの理想がすっかりしぼんでしまう…そんな経験、僕も何度もあります。だからこそ、この本の「最初に現状を見るな」という主張が、妙に現実味をもって刺さるんだと思います。 伊丹さんの話は抽象論ではなく、実際の企業の動き方を丁寧に言語化してくれます。たとえば、燕三条のメーカーが「食器づくりの会社」から「金属精密加工の会社」へとコアを少しずらした話。今の延長線に閉じこもるんじゃなく、能力の本質を見直すことで、新しい市場に踏み出せるという視点は、個人のキャリアにもそのまま使えました。また、戦略を考えるときに落ちがちな落とし穴が具体的に示されていて、「ああ、自分これやってる…」と思う場面がかなりありました。特に、データに寄りかかりすぎて、結局“過去の延長”しか考えていなかったことに気づかされます。 机上の空論に振り回されず、でも現実ともケンカしない、その中間の道をつくりたい人に向いている本です。今のまま考えていても突破口が見えないと感じるとき、思考の順序を入れ替えるだけでこんなに見える景色が変わるのか、と素直に驚きました。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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出版社による紹介
【勝ちパターンの謎を解く】 本書は、いい経営戦略に共通した論理を、顧客、競争、能力、心理から体系化して整理した入門書。多くの企業の具体例とともに解説し40年以上にわたって読み継がれてきた高評価のロングセラーテキストを全面改訂しました。筆者は日本を代表する経営学者。経営戦略からイノベーション、ガバナンスまで幅広いテーマについて問題提起を行っています。企業の現場で経営戦略を考えている方、将来経営戦略を考えてみたいと思っている方にとって役立つ内容です。 【目次】 第1章 経営戦略とは、何を決めることか 第2章 いい戦略が満たすべき条件 第3章 顧客のニーズをダイナミックにとらえる――戦略の顧客適合 第4章 競争優位をつくる――戦略の競争適合 第5章 能力基盤を利用し、かつ蓄積する――戦略の能力適合 第6章 人の心を動かし、刺激する――戦略の心理適合 第7章 戦略的適合の総合判断 第8章 戦略のキーワードと落とし穴
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