
重力ピエロ(新潮文庫)
伊坂幸太郎
累計読者数9
平均ハイライト数 17.3件/人
推定読了時間 約6時間44分
star総合評価 56/100
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この本について
仕事でも人間関係でも、どう振る舞えば正解なのか分からなくなる時がありますよね。まっすぐ生きようとすると折れそうになったり、意味を求めすぎて余計に絡まってしまったり。自分の良心に従いたいのに、周りの空気や常識が邪魔をしてくることもあります。僕も同じで、答えが見えないまま日々ぐるぐるしています。 『重力ピエロ』を読むと、その迷い自体が「人間らしさ」なんだと思わされます。春の言葉はどれも極端なようで、でも本質に触れてくるんですよね。例えば「良心に多数決は通用しない」という感覚は、誰かに説明できない違和感を抱えたまま動く時のあの感じに近いし、「深刻なことこそ陽気に伝えるべき」という姿勢には、重さと軽さの同居に救われます。それから、「まっすぐ行こうとすると道を逸れる」という兄弟の会話は、生き方の理想と現実の折り合いのつけ方を、そっと横で示してくれるようでした。 この物語は、正しさよりも「人としてどう在るか」を描いた小説だと思います。家族の話でありながら、価値観や倫理、そしてどうしようもない重力みたいなものとの付き合い方が、読者それぞれの生活に静かに重なります。とくに、自分の中の違和感を無視できないタイプの人には刺さると思います。 派手な答えは出ませんが、読んだあとに少しだけ呼吸がしやすくなる本です。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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出版社による紹介
連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。無意味な言葉の羅列に見える落書きは、一体何を意味するのか?キーワードは、放火と落書きと遺伝子のルール。とある兄弟の物語。
読んだ内容を、もう忘れない。
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