
あなたの脳のしつけ方
中野信子
青春出版社 / 2015-11-10
この本について
最近、やる気が出ないとか、いざアイデアが必要な場面で頭が固まるとか、そういう小さなつまずきが積み重なっている人、多い気がします。僕も同じで、仕事の判断も生活のリズムも「なんで上手くいかないんだろう…」と立ち止まることがよくあります。そんなときに読んで腑に落ちたのが「あなたの脳のしつけ方」でした。 この本が面白いのは、努力論じゃなくて、“脳の仕組みに合わせて動く”という視点をくれるところです。例えば、やる気はやり始めてから出る構造になっているとか、意味記憶よりエピソード記憶のほうが長持ちするとか、知らないまま気合だけでやろうとしていた部分をそっと修正してくれる感じがあります。僕は特に、嫌な情報にもちゃんと目を向けると判断ミスが減る、という話がじわっと効きました。避けがちなことほど、脳のクセが出やすいんですよね。 もうひとつ印象に残ったのは、アイデアの扱い方です。斬新さを絞り出すより、過去の経験や読んだものを拾い上げて組み合わせるほうがよほど現実的だという指摘があって、読書や映画の時間がそのまま「材料集め」になる感覚がすごく気が楽になりました。3カ月あれば数十個のアイデアが見つかる、という言い方も大げさじゃなく感じます。 日々の調子を立て直したい人や、アイデアに自信が持てない人にほど刺さる一冊だと思います。僕みたいに「脳の機嫌をとるところからやり直したい」というタイプには、ちょうどいい現実的さです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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