
睡眠障害 現代の国民病を科学の力で克服する (角川新書)
西野 精治
KADOKAWA / 2020-03-07
この本について
寝つけない日が続くと、原因が自分でも分からなくて不安になりますよね。仕事の疲れなのか、ストレスなのか、単に体力が落ちてきただけなのか。気持ちの問題と言われればそうかもしれないし、生活リズムが崩れているだけかもしれない。でも、何を直せばいいのかが分からないまま時間だけ過ぎていく感じ、僕も何度も経験しています。 この本は、そういう“正体の分からない不調”に光を当ててくれました。睡眠って気合いではどうにもならない部分がちゃんとあって、体内時計の少しのズレや、夜の光の浴び方、深部体温の落ち方など、思っていた以上に“物理的な条件”に左右されるんですよね。特に、14〜16時間覚醒すると自然に眠気がくる仕組みや、弱い常夜灯でもメラトニンが減ってしまうという話は、僕の生活そのものを見直すきっかけになりました。眠れないとき、ついスマホを見てしまう癖が実害レベルだったことにも気づきました。 また、不眠の裏側に睡眠時無呼吸や薬の副作用、あるいは体内時計のずれが隠れている可能性があるというのも現実的でした。単に「寝つきが悪い性格だから」と思い込んでいた部分が、実は身体的な要因かもしれないと分かると、対策も変わってきます。睡眠薬がどう効くのか、どこに限界があるのかも淡々と説明されていて、妙な期待や不安を削いでくれます。 生活リズムの立て直しがしんどい人、原因の分からないだるさを抱えたまま過ごしている人に刺さる一冊だと思います。僕自身、睡眠を「気持ち」ではなく「仕組み」で考えられるようになっただけで、夜の過ごし方がだいぶ変わりました。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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