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燃えよ剣 (文春e-book)

燃えよ剣 (文春e-book)

司馬 遼太郎

文藝春秋 / 2020-04-06

累計読者数9
平均ハイライト数 9件/人
推定読了時間 約12時間38分
star総合評価 62/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 73%

この本について

最近、責任のある立場になるほど「悩んでいるところを見せちゃいけないのかな」とか、「正しい選択をしているのか分からないまま進んでいる感じ」がつきまといます。自分の判断が周りにどう響くのかばかり気にして、妙に動きが鈍くなるあの感覚です。 『燃えよ剣』を読むと、その迷いが一度ひっくり返されます。例えば、副長としてあえて嫌われ役を引き受け続けた土方の姿は、きれいごとじゃない現場のリアルさがありますし、「大将は悩まざるものだ」という一節は、強く振る舞う裏側にどれだけの計算と割り切りがあるのかを考えさせられます。また、歴史がどう動こうと節義だけは手放さなかった彼らの姿は、正解の見えない時代でも、自分が何を守るのかを決めておくことの意味を静かに示してくれます。 派手な成功論ではなく、泥くさくても一本だけ軸を通す生き方に触れたい人に刺さると思います。自分の役割や責任に迷ったとき、少し距離を置いて「こういう覚悟もあるのか」と呼吸を整えさせてくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

司馬遼太郎による国民的ベストセラー、映像化に合わせて待望の新装版刊行。 俺は今日から武士になる——。 佐幕派と倒幕派が対立する幕末の激動期。 武州多摩のバラガキだった土方歳三は、近藤勇、沖田総司らとともに、 幕府徴募の浪士組にまじって、京へ向かう。 京都守護職御預の名のもと、「新選組」を結成。 副長・土方は厳しい局中法度を定め、類のない苛烈な軍事集団を創り上げ、 池田屋事件などで、世にその名を轟かせていく——。 しかし、薩長同盟成立で、時流は一気に倒幕へ。 土方は最後まで激しく抵抗、夢と信念を貫き、江戸、会津、箱館へ向かう。 稀代の男の生涯を巧みな物語展開で描いた、傑作長編。 〈名著が一冊で読める、大変お得な決定版!〉 司馬さんによる「あとがき」、原田眞人監督による特別寄稿「そびえ立つ歴史的遺産『燃えよ剣』を映画化して」を収録。 ※本書は、一九九八年九月に刊行されたノベルス判の新装版です。
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