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世界の適切な保存

世界の適切な保存

永井玲衣

累計読者数9
平均ハイライト数 21.2件/人
star総合評価 65/100
menu_book精読型
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この本について

日々いろんな出来事を見聞きしても、「ちゃんと見られている気がしない」「自分の言葉にできないまま飲み込んでしまう」という感覚、ありませんか。わたしも仕事でも日常でもその状態に落ちることが多くて、気づけば“わかったつもり”の自分に後ろめたさを覚えることがあります。 『世界の適切な保存』は、そのモヤモヤを直接ほぐしてくれる本というより、「見ようとするとはどういうことか」を静かに押し返してくる本でした。たとえば、誰かの声を受け取るときの揺れや遅れを、そのまま大事に扱っていいのだと示してくれるところ。言葉がうまく出てこないときの“仕損じた感じ”も経験として肯定するところ。あるいは、他者の痛みの複雑さを前に立ち尽くすしかない時間を、無理に解決へ連れていかないところ。どれも、読みながら自分の中の「見えていなかった部分」をそっと引き出されるようでした。 うまく言えないものをうまく言おうとするのではなく、まずはそこに触れてしまった自分を認める人に届く本だと思います。誰かの言葉や出来事が胸のどこかに引っかかっているのに、どう扱っていいかわからない──そんな人にとても静かに効いていきます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

『水中の哲学者たち』で話題沸騰!今最も注目を集める対話する哲学者・永井玲衣が綴る、この「世界」と向き合うための哲学エッセイ!
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